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3つの暗記メソッドに基づいた暗記術

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暗記はどうも苦手なんだよなー、なんて人も多いですよね。今回は、そんな皆さんに「暗記メソッドに基づいた暗記術」を紹介します。正しい暗記方法で、少しでも苦手な暗記を克服して、確実に成果を上げましょう!

 暗記メソッド

その1:単純暗記モノは時間で区切る

あまり意味を考えずに丸暗記するしかないものってありますよね。これらは「単純暗記」と呼ばれます。歴史の年号や英単語のスペルなどがこれにあたります。暗記の中でも一番いやな部類ですが、この単純記憶の克服には、量より時間がカギになります。

「1日10個覚える」などと自分にノルマを決めて、コツコツがんばる生徒がいます。1日に覚える量を決めることは合理的なように思えますし、成果を測りやすい気がします。でも実はこのやり方は、単純暗記には適さないのです。「 何個覚える」というように量を決めるのではなくて、「何分間を暗記に使うか」というように時間をしっかり決めて、決めた時間は集中するようにすることがポイントなのです。

つまり、しっかり覚えることが目的の単純暗記では、何よりも必要なのが"集中力"。量を目標に覚え始めると、ノルマが達成できなければ終わることができません。結局、集中できないままダラダラと時間をかけてしまうことにもなりかねないのです。これは苦痛ですよね。頑張っているのに、あまり頭に入らないのでは嫌になってきますから、さらに集中できなくなるという悪循環にもなっていきます。

だから「10分だけ集中!」と時間を設定し、その時間の中で集中して可能な限り覚えるというやり方で取り組みましょう。「何個覚える」ではなく「何分集中するか」を決めるのです。このやり方は、通学時や休み時間など、短い暗記用の時間を多く設定することができるのもメリットです。1日の中で何度も繰り返すことが定着につながりますよ。

その2:理解型暗記は授業を活用

基礎を効率よく固めていくには、"理解"が伴う学習が不可欠です。認知心理学では「意味のないもの、理解できないものは覚えにくく、覚えてもすぐに忘れてしまう」ということも実証されています。 丸暗記よりも「なぜそうなるのか」が分かっている方が忘れにくいのです。

そこで有効活用したいのが「学校の授業」。授業では、背景事項やなぜそうなるかを先生が詳しく説明してくれます。概念的なところはただ文章を読むよりも人の話を聞いたり、板書を見ながらノートをとったりするほうが頭に入りやすいですよね。だから、授業をしっかり聞いて、「なぜそうなるのか」という事を理解すれば「記憶の軸」ができてくるのです。

例えば、歴史なども単純に年号を覚えるのではなく、流れを理解していくほうが効率がいいのです。出来事の流れや因果関係を理解することで、一つひとつの事柄もかなり覚えやすくなるでしょう。

このように授業を受ける時は「理解型暗記」を意識して、忘れない記憶にしていくという気持ちを持つことが大切です。

その3:3段階の記憶メカニズムを理解する 

どれだけ時間を費やしても、頭に残らなければ意味はありません。反対に、あまり時間を使わずに、たくさん覚えることができれば最高ですよね。どれだけやったか、ではなく、どれだけ頭に残したか、が重要なのです。だから暗記をする際は「せっかく覚えたことは絶対に忘れない」という意識を持つことが大切です。

脳の記憶のメカニズムは、「入力(インプット)→記憶(メモリー)→出力(アウトプット)」の3段階です。この3段階を繰り返し、短期記憶を長期記憶に変えていくことで、はじめて使える知識として定着します。繰り返されない情報は、脳で「重要でない」と判断されて、消去されてしまうのです。

だから復習を繰り返すことで、「これはとても重要な情報だよ」と脳に認識させましょう。そのための復習方法のポイントは以下の通りです。

1. 覚えたら1日以内に復習
2. 翌朝、前日覚えたことを再チェック
3. 1ヵ月以内に繰り返し復習

まとめ

暗記は覚える量が膨大なだけに、的を射たやり方が非常に大切になってきます。確実に残す暗記術を身につけて、今より10倍成果を上げていきましょう。