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「勉強しても成績が上がらない」から脱却する5つのポイント

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こんにちは。ORIONです。

「勉強しても成績が上がらないんです。」「頑張っても成果が出ないんです。どうすればいいのですか?」というような相談は多いんです。そして、同じ時間机に向かっていても成果が出る生徒、出ない生徒がいるのも確かです。頭がいいとか悪いとかの能力の問題は別にして、そこにはやっぱり理由があります。そこで今回は、「勉強しても成績が上がらない」から脱却するための5つのポイントをまとめます。

 POINT① 頭を使う勉強をしよう

ノートまとめのような作業系の勉強が多くないですか

長時間勉強しても成果が出ない生徒の共通点の一つ目は、「作業系の勉強が多い」ということです。キレイにノートをまとめたり、暗記カードを時間をかけて作ったり、漢字練習や単語練習ばかりしていたり、こんな勉強ではなかなか成績は上がりません。そして、作業系の勉強が多くなってしまうのは、勉強に対する意識に要因があるのかもしれません。つまり、勉強が苦手な生徒ほど「解く」「考える」という行為から逃げようとしてしまうのです。頭を使う、自分ができているか確認する、そのためには問題を解く必要がありますが、無意識にそれを嫌ってしまうのです。まず、その意識を変えられるようにしっかりと話をしてあげることが大切です。

私はノートまとめ大好きだけど、それだけじゃダメなのね。

頭を使っている時間が短くないですか

次の共通項は、「勉強した気になっている」ということ。つまり、机には向かっていても実は頭を使っていない、勉強していないという単純な理由です。教科書を読んだだけ、参考書にアンダーラインを引いて確認しただけ、この程度で時間を使って勉強をしたつもりになっているケースです。勉強しても成績が上がらないと言っている生徒の自習している様子を観察すると、机やカバンをゴソゴソしながらプリントやテキストをなにやら探している、シャーペンをカチカチやったり、芯を入れ替えたりしているなど、とにかく無駄な時間が多いのです。それでいて「長時間勉強しているんだけど。。。」と言うのだけれど、実際の勉強時間はそんなに長くないですから、これでは成果は上がらなくても当然です。

負荷の小さい問題ばかり解いていないですか

自分が簡単に解ける問題や単純な計算問題ばかりでは、たくさんやっても成果は出ません。親に「勉強しなさい」と言われて嫌々勉強していたり、やらないと怒られるから机に向かっている場合などには、とにかく負担の小さい内容を選びがちですから、このようなことになってしまいます。勉強の最初の5〜10分間くらいに計算練習や簡単な復習問題を解いてウオーミングアップをするなどは良いのですが、そればかりの勉強では力がつくはずもなく、「長時間やっているのに点数が上がらない」となってしまいます。

当てはまることがたくさんあったわ。これからは、頭を使う勉強になるように気をつけて、頑張らなくちゃ!

POINT② 理解してから覚えよう

思考力・表現力と言っても知識がなければ何もできません。頭を使った勉強をしましょうと言っても、応用問題が急に解けるようにはなりません。成績を上げる第一歩は、教科書に書いてある知識や基本的な解法をきちんと脳に書き込むことから始まります。インプットですね。この時の大切な注意点として、「理解してから覚えよう」ということです。「とにかく丸暗記だ!」ではそもそも記憶しにくいですし、しっかりと理解して覚えた方が記憶も定着しやすいということは脳科学的にも言われています。
また、一度に覚えようとせず、何度かに分けて繰り返し覚えていくことも大切です。テスト前日に一気に覚えた内容は、テストが終わったらすぐに忘れてしまう、という経験をしたことはありませんか。これは、一気に覚えた記憶は一時記憶でしかなく、すぐに忘れてしまうからなのです。繰り返し反復しながら記憶することで、その内容は長期記憶として保存されます。長期記憶は忘れにくく、成績を上げる土台の力になっていきます。

POINT③ インプットとアウトプット

勉強していても成績が上がらない理由の一番はコレかもしれません。インプットしただけで、アウトプットが足りないという理由です。「分かる」と「できる」は違うとよく言いますが、「分かる」という段階がインプット。それを「できる」に変えるには、アウトプットが必ず必要です。ギターの弾き方を本で読んで頭で理解しても、実際に練習しなければ弾けるようにはならないのと同じように、勉強も問題演習で実践トレーニングをしなければ「できる」ようにはならないのです。そして、それを反復して「できる」から「使える」「身に付く」まで昇華させることができると、本当の学力になっていきます。
インプットとアウトプットのバランスは4:6程度がちょうどいい。インプットよりもアウトプットの方が少しだけ多くなるように意識すると成績が上がっていきます。

POINT④ 丸付けと解き直しをきちんとやろう

自分の力で解けるようになることが目的

成績が上がらない生徒を見ていると、丸付けをしない、解き直しをしない、解いたら解きっぱなし、というやり方をしています。これではいくら問題を解いたところで成績が上がるはずはありません。
では、なぜこのようなやり方をしてしまうのでしょうか。
このような生徒は、恐らく目的を履き違えているのです。

つまり、できるようになるために解くのではなく、先生に見せなくてはいけないからやるとか、とにかく宿題を終わらせなくてはいけないからやるというようなことが最終的な目的になってしまっているのです。解くことだけが目的になっていて、合っていても間違っていてもあまり気にしない。内容は二の次で、期限までに終わらせればOKという感覚です。
でも、本当は解き直しをしっかりやることで、勉強はできるようになっていきます。しっかりと答え合わせをして、間違えた問題を見直し、自分の力だけで解けるようになるまで繰り返し反復することが大切なのです。

丸つけや解き直しを面倒だと思ってはいけないんだね。そして、解き直しは「自分の力で解けるようになる」までやることが大切なんだ!

POINT⑤ 時間感覚を意識しよう

ダラダラ勉強はNG

ダラダラ勉強していては、長時間やったつもりでも成果は上がりません。普通なら1時間でできることを3時間かけてのんびりやっている人も成績は上がりません。勉強ができる人、成績が上がっている人は「何時までに何ページやろう」という目標や時間制限を決めているものです。


集中力が継続しない場合は、はじめは短い時間からで構いません。1時間でここまで、が無理ならば30分や20分など短い時間の目標を設定して、徐々にその時間を伸ばしていきましょう。考える時間を長時間持続させることができるようになってくると、勉強体力がついた状態になり、成果が出るようになるはずです。

まとめ

「勉強しても成績が上がらない」から脱却する5つのポイントをまとめました。勉強は、単に時間をかければ成果が出るわけではなく、正しい勉強方法が大切です。また、少し勉強したからといって、すぐに成果が出るわけでもありません。種をまいてもすぐに花が咲くわけではなく、水を与え、日光を浴びながら、葉を茂らせて、蕾をつけて、ようやくきれいな花が咲くのです。勉強も同じ。すぐに成果が出なくても、簡単に諦めたり辞めてししまったりせず、継続して頑張って欲しいと思います。