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神奈川の公立中高一貫校情報。平塚中等、相模原中等、市立南附属中、川崎附属中、サイエンスフロンティア。

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こんにちは。ORIONです。

神奈川には5校の公立中高一貫校があります。平塚中等、相模原中等、南附属中、川崎附属中、サイエンスフロンティアの5校です。そして「なぜ、こんなに人気があるのですか?」ということは、保護者面談でもよく聞かれる内容です。そこで今回は、とても人気が高まっている公立中高一貫校の魅力について紹介していきます。

●偏差値はどのくらい?

ある学習塾の予想偏差値(80%偏差値 2019年)では、どの学校も60前後となっていて、とてもレベルが高いですね。

・平塚中等:57

・南附属中:61

・サイフロ:62

・相模原中等:60

・川崎附中:60

特に横浜市立の2校が、多と比べると高い偏差値になっています。検査日程が2月3日であり、神奈川の男子上位は浅野中学の日程が重なりますが、女子上位の人気校は別の日程であるため公立中高を受検するケースも多いようです。そのため、女子は特にハイレベルになっています。

●倍率はどのくらい?

いやー、人気がありますね。非常に高倍率です。一般的な私立中学と比べても、その倍率は高いです。特に相模原中等は高倍率です。

・平塚中等:5.1倍

・南附属中:5.2倍

・サイフロ:5.2倍

・相模原中等:7.6倍

・川崎附中:4.3倍

上記は受検倍率です。160人の募集に対し、5倍ならば800人の受検ですから、640人が不合格になるのです。これは、合格するのは簡単ではありませんね。

●進学実績は?

2018年の神奈川の公立中高一貫校の卒業生760人のうち310人が国公立大学に合格、この中で273人が現役合格なので、現役合格率は約35.9%と驚異的です。これも人気の秘密ですね。国公立大学への現役進学率をランキングにするとサイフロがトップです。

1位:サイフロ:43%

2位:相模原中等:43%

3位:南附属中:31%

4位:平塚中等:28%

この4校だけでも東大合格者数は17人、早慶上智には383人!国公立と早慶上智の合計ならば693人という破壊力です。恐らく、東京の中高一貫11校よりも高い数値です。これら上位校への合格率(合格数÷卒業生数)は90%以上になります。人気が出るはずですね。

●各学校の特色は?

まず、2009年に開校した平塚中等と相模原中等。この2校が神奈川に誕生した初めの公立中高一貫校です。高校からの募集はなく、各学年160名です。

 

平塚中等

平塚中等は、その名の通りJR平塚駅が最寄り駅。平塚駅北口から神奈中バスに10分ほど揺られて、共済病院前総合公園西で下車します。歩くと30分以上かかるので、バスや自転車で通う人がほとんどですね。制服はコムサデモード、素敵です。

 

相模原中等

相模原中等は、神奈川県立相模大野高校を母体として、相模原市に誕生した中高一貫校です。進学実績が評価され、人気が高まっています。最寄り駅は小田急相模大野。駅北口から徒歩10分と歩けるのは便利です。

 

南附属中

南附属中は神奈川県横浜市にあります。母体は横浜市立南高校、いわゆる南校(なんこう)ですね。2011年に南校の「併設型」の附属中学として開校しました。中学校は4クラスですが、高校からは1クラス分加わり5クラスになります。実は当初は中等教育学校いて発表されたのですが、OBや地元の強い反対があり、併設型に変更されたという経緯があります。併設型は、高校に附属中学を設置するスタイルなので、高校からの入学者との合流が大きなテーマになります。つまり、高校からの入学者に対して考慮したカリキュラムやクラス編成を考える必要があるのです。これに対し、他の中等教育学校は高校募集を行わないので、純粋な中高一貫校として6年間を過ごすことができるという違いがあります。

 

サイフロ

サイフロは、正式には「横浜市市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校」という長い名前ですが、略してサイフロとか、頭文字をとってYSFHとか呼ばれています。高校は2009年に新設され、8年後の2017年に中学が開校しました。南附属と同様に「併設型」ですが、中学からは2クラス、高校から4クラス分加わり6クラスになります。南と比べると高校からの入学者が多いのが特徴ですね。また、その名の通り科学教育に力を入れており、国公立大学への現役進学率はとても高くなっています。地元横浜の横浜市立大学への推薦制度もあり、また東京工業大学などの理系大学への進学も多く、地元&理系志向が特徴です。

 

川崎附属中

川崎附属中は2014年に開校。ここも高校からの入学がある「併設型」です。中学は3クラス120名、高校から1クラス増えて4クラスになります。例年男子の方が若干高倍率になりますが、算数好きや科学好きの男の子が集まる影響でしょうか。

 

まとめ

それぞれ、特徴がある神奈川の中高一貫校ですが、共通していることは優れた教育実践が評価され、年々人気が高まっていることです。公立中高一貫校を第1志望にしながら、私学を受検するというご家庭も一般化してきています。公立中高一貫校の受検日は2月3日に固定されていて、1校しか受験できないので、他の日程で私学にチャレンジするのですね。でも、一般的な私学と公立中高一貫校の適性検査では、学習内容が変わってきますから、ここは良く考えて決めてほしい部分です。この辺りは、また別の機会に記事にしたいと思います。