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入試まであと3ヶ月。必ず伸びるラストスパート 3つのコツ

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こんにちは。ORIONです。

この記事を読んでいるのはいつですか?今が夏でも春でもかまいません。(笑)
どうか11月下旬を想像してみてください。入試まであと3ヶ月足らず。100日もありませんね。多くの中学3年生は、定期テストも終了し、いよいよ入試に使われる仮内申点が判明する時期でしょうか。

12月初旬〜中旬には中学校で三者面談が行われます。面談ではいよいよ受験校の具体的な話になります。目標校や志望校が「受験校」として固まる時期ですね。

そして、目標が決まれば、あとは勉強を頑張るのみ!ラストスパートです。そこで、今回は、私の教えていた生徒たちの中で、この時期のラストスパートに見事成功した生徒の様子から得点力を伸ばすラストスパートのコツ3点をまとめていきます。

1つ目のコツ:「アウトプットを重視する」

アウトプット学習のススメ

「さあ、勉強だ!」と意気込んで、ノートをキレイにまとめたり、暗記カードを大量に作ってみたりしたことはありませんか?
そして、頑張った割にあまり成績は上がらない、そんな経験を持つ人も多いのではないかと思います。

でも、特に入試の直前3ヶ月は、このような勉強方法は絶対にやってはいけません。

ノートをまとめているとなんだか勉強した気分になりますよね。で、ついつい色ペンをたくさん使って、美しく仕上がってくると楽しくなってくるし、気がつくとかなり時間も経っている。完成したノートを見ると達成感や安心感もあるし、「じゃあ今日は頑張ったからここまでにしよう」なんて、頑張った自分に満足、満足。
でもこれでは学力は伸びません。ノートまとめや暗記カード作りは単なる「作業」であり、本当の意味での勉強ではないからです。

ではどうすればいいのでしょうか。
入試まで3ヶ月の限られた時間を効率よく使う勉強方法はどうすればいいのか。その答えが「アウトプット学習」です。

アウトプットとは演習中心の学習です。演習により、知識を引き出して確認したり、知識を組み合わせて解いたりしていくことです。これにより、知識の定着が深まり、また応用力がついていきます。入試まで3ヶ月と迫ったこの時期は、入試過去問題などの実践的な問題演習を多く取り入れて、アウトプットの精度を高め、そしてアウトプットすることで見つけた弱点をすぐに修正していくことが効率の良い学習方法となります。

 解き直しのススメ

そのため、アウトプット学習の重要なポイントは、弱点を修正するための「解き直し」です。単純な知識問題を間違えた時に、答えを確認して「はい終わり」で済ませてはいけません。同じ問題が出ることは少ないのですから、覚えていなかった知識だけでなくその周辺知識も教科書などでざっと確認しましょう。また、手順の複雑な応用問題や数学の問題などでは、解説を読んで「はい終わり」にしてはいけません。そのあと、改めて問題だけを読み直し、自分の力だけで解けるかどうか、を確認しましょう。これは、解説を読んで納得した直後ではなく、翌日など少し時間を置いてからやると一層効果的です。

これに対して、インプットとは知識をまとめたり、覚えたりしていく勉強です。もちろんインプットも大切なのです。しかし、入試まであと3ヶ月のこの時期では、中学3年間分の内容を1からインプットしていく時間はないのです。

 

私はノートまとめが大好きだけど、成績が上がらないのはアウトプットが足りなかったのね。

そうだね。そして解き直しでは、自分の力だけで解けるようになったのか、をしっかり確認することが大切なんだね。

2つ目のコツ:新しいものに手を出さない

今持っている問題集を繰り返せ

入試が近づき、焦ったり慌てたりすると、新しい問題集や参考書に手を伸ばす人が増えます。何とかしなくては、という気持ちで本屋に駆け込み、「これでバッチリ!総復習問題集」とか「2週間で中学英語の総まとめ」みたいなタイトルの問題集が並んでいると、わらにもすがる気持ちで手を伸ばしてしまうのも分かりますが、これは絶対にやってはいけません。この時期から新しいものに手を伸ばすよりも、今持っている問題集を繰り返し解いてしっかりと身に付ける方が効果的です。

過去問を使った単元別の串刺し演習

また、神奈川県の入試傾向に慣れること、神奈川の入試問題には良問が多いことから、過去問題の繰り返しも効果的です。過去問題の演習は、1回目は総合問題として解いている人が多いと思いますが、例えば2回目は苦手な単元だけを連続で解いていくやり方もおすすめです。例えば、数学を問1から順に解くのではなく、「関数」だけを5年分解き、次に「空間図形」を5年分解くというように弱点単元を集中して解いていくやり方です。

3つ目のコツ: 「理社は最後まで伸びる」

インプットとアウトプットをバランス良く行う

理社は直前まで伸びる、というのは本当です。特に神奈川の公立高校の理社の入試問題では、中1〜中3までの幅広い知識がまんべんなく出題されるので、最後の最後まで知識を確認して穴をなくしていくことが重要です。

また、ここでもインプットだけにならずに、問題演習を通したアウトプットをきちんと行うことも心がけましょう。神奈川県の理科と社会の問題は、正解にたどり着くまでの手順が多く、提示される資料(グラフや表)を複合的に使う問題などもあります。これは、過去問演習の反復で解法手順を確認し、身に付けるしかありません。

 満点は取らなくて良い

近年、理科や社会の平均点は下がってきており、非常に難化傾向です。下の表のように、2018年度は平均点が40点台でした。言い換えれば、合格に必要な点を取ればいい訳で、全員が満点を狙う必要はありません。つまり、受験する学校のレベルによっては、どの問題を解き、どの問題を捨てるのか、という判断も必要になるかもしれません。これも過去問題をしっかり解いて、確認しておきたいポイントです。

 ●過去6年の合格者平均点は以下の通りです。

  英語 数学 国語 理科 社会 5科計
2018年度 56.1 56.0 65.6 45.3 41.8 264.8
2017年度 51.9 63.5 73.1 46.9 54.5 289.9
2016年度 43.0 51.7 64.7 46.5 52.0 257.9
2015年度 51.8 52.6 64.4 37.4 50.2 256.4
2014年度 59.6 51.7 60.8 38.6 49.5 260.2
2013年度 54.8 65.5 67.8 66.4 51.1 305.6

各教科100点満点

この表は神奈川県の教育委員会が発表した全体の数字です。つまり、上位から下位までの全ての高校をまとめた数値です。

英数国をおろそかにしない

ラストスパートは理社が効果的と言っても英数国をおろそかにしては絶対にいけません。特に数学は、やりようによっては直前まで得点が伸びる科目であるということも覚えておきましょう。例えば図形は苦手だからと避けるのではなく、定番のパターンの問題はしっかり反復すればできるようになっていきます。神奈川の入試問題では、各設問の(ウ)は難度が高いものもありますが、(ア)(イ)などは苦手意識を捨てて、取り組んで行けば、だんだんとできるようになっていくはずです。

まとめ

入試直前3ヶ月の学習方法をまとめてきましたが、いかがでしょうか。12月の三者面談で目標が決まり、言い方を変えれば尻に火がついて、ものすごいラストスパートを見せる生徒が毎年います。受験という壁を乗り越えることで、成長する姿は感動的ですらあります。ぜひ、正しい学習方法で、志望校の合格を勝ち取ってください。

 

よし、これから3ヶ月、頑張って勉強するぞ!ラストスパートだ!!